ロレックスなど輸出偽装、インボイスで消費税1600万円を不正還付疑い…東京国税局が告発
インボイスを偽造し、国から消費税約1600万円の還付を不正に受けたなどとして、「ミヤザワ」という時計販売業の会社とその代表取締役(53歳)が、消費税法違反容疑で告発されたという記事。
「実際は取引がないにもかかわらず、国内で高級腕時計を仕入れて香港に輸出・販売したと偽り、24年1月までの9か月間に国から消費税約1600万円の還付を不正に受けたほか、同3月までの2か月間に約1000万円の還付を受けようとしたなどの疑いがある。
××氏(代表取締役)は、国内に実在する時計販売業者らのインボイスを偽造し、1本当たり最大1000万円超の高級腕時計「ロレックス」を仕入れたなどとして、計約2億6000万円の架空の仕入れを計上していた。実際は1本あたり数千円の腕時計を購入していたという。」
「インボイスの不正を巡る国税当局の告発は初めて」とのことですが、もちろん、インボイス導入前であっても、これは脱税であり、悪質であれば刑事告発もされたでしょう(インボイスの効用を宣伝したかった?)。インボイスにより不正を発見しやすくなった可能性はありますが...
「関係者によりますと、役員は、「ロレックス」を実在するほかの時計販売店から仕入れたとする「インボイス制度」用の領収書を偽造していて、おととし始まった消費税の「インボイス制度」をめぐる国税局の告発は全国で初めてだということです。」
高級腕時計輸出を架空申告、消費税不正還付の疑い インボイス巡り国税局が初告発(産経)
「インボイスを偽造するために取引先の登録番号を無断で使用し、香港で販売したとする領収書なども偽造していた。」