会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

英シェル、サハリン2などロシア事業撤退で5500億円の損失計上(読売より)

英シェル、サハリン2などロシア事業撤退で5500億円の損失計上

英エネルギー大手シェルが、2022年第1四半期決算で、サハリンの天然ガス事業「サハリン2」などロシア事業からの撤退に伴い、巨額損失を計上したという記事。

「英エネルギー大手シェルは5日発表した2022年1~3月期決算で、ロシア極東サハリンの天然ガス事業「サハリン2」などロシア事業からの撤退に伴い、税引き前ベースで42億3500万ドル(約5500億円)の損失を計上したと明らかにした。

サハリン2の撤退で約16億ドルの減損損失があったほか、ロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルトストリーム2」事業への融資について約11億ドルの引当金を計上した。」

英シェル、1-3月利益は過去最高-ロシア事業で5000億円評価損(ブルームバーグ)

「英石油大手シェルが5日発表した1ー3月(第1四半期)決算は、調整後利益が四半期ベースで過去最高となった。原油やガス価格の上昇が寄与した。一方でロシアからの撤退計画に伴い39億ドル(約5000億円)の評価損を計上した。」

シェルの発表資料。

FIRST QUARTER 2022 RESULTS – MAY 5, 2022

サハリン2について書いてある箇所。


1ST QUARTER 2022 UNAUDITED RESULTSより)

3月31日までは持分法を適用し、回収可能価額までの減額により、16億ドルの損失を計上したとのことです。役員退任や管理スタッフ・技術スタッフの引き上げにより、4月1日以降は重要な影響力がなくなったため、公正価値で評価することになります。
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