会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

特別調査委員会の設置に関するお知らせ(ソフトウェアの資産計上の妥当性について疑義)(ガーラ)

特別調査委員会の設置に関するお知らせ(PDFファイル)

ガーラ(東証スタンダード)のプレスリリース(2024年5月30日)。

子会社で計上していた(今もしている?)ソフトウェアの資産計上の妥当性に疑義があると外部機関より指摘があったそうです。

「今般、当社は、外部機関より当社の連結子会社である Gala Lab Corp.において 2016 年3月期から資産計上を開始し、2021 年3月期に減損損失 228,257 千円を計上したソフトウェアの資産計上の妥当性について疑義がある(以下、当該疑義を「本事案」といいます。)との指摘を受けました。

当社は、本事案の事実関係の調査を行い、株主をはじめステークホルダーの皆様に対する説明責任を果たすために、当社と利害関係の無い外部の有識者で構成される特別調査委員会を本日付けで設置することといたしました。」

過年度であっても、会計処理に間違いがあれば、訂正が必要というのはわかりますが、3年前に減損処理済みの資産について、会計処理を見直すというのは、あまりないことかもしれません。何か特別な事情があるのでしょうか。もちろん、残高がまだ大きな金額で残っているのなら別ですが...

5月10日に2024年12月期の第1四半期報告書を開示しています。

第1四半期報告書(PDFファイル)

純資産が20億円程度で、赤字傾向のようなので、たしかに、2億円は大きな金額ではあります。

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