ジャスダックに上場していたオンキヨーホームエンターテイメントが、5月13日、大阪地裁へ破産を申請し同日、破産開始決定を受けたという記事。
負債総額は、31億5160万円とのことです。
「1992年3月期には売上高511億6285万円を計上した。その後、オーディオ機器市場の低迷から業績不振に陥ったが、ホームシアター関連機器へ注力するなどして持ち直し、2004年12月にジャスダック市場に上場。」
「スマートフォンの普及や音楽鑑賞スタイルの変化など取り巻く環境が悪化。売上低迷による経営不振が続くなか、主力のホームAV事業の譲渡を模索したが、計画は頓挫し、生産を縮小・停止して経営計画の練り直しに取り組んだ。だが、「新型コロナウイルス」の感染拡大以降、販売がさらに低迷し、生産活動も停滞した。
2020年3月期末には延滞債務が約65億円にまで膨らみ債務超過を脱せず、2021年8月1日をもって上場廃止となった。」
会社からプレスリリースが出ています。
破産手続開始の申立てに関するお知らせ (PDFファイル)
直近の法定開示書類。
半期報告書(PDFファイル)
元JASDAQ上場の音響機器名門、オンキヨーホームエンターテイメント(大阪)が破産(Yahoo)(帝国データバンク配信)
新型コロナの影響もあったようです。
「業務提携先で筆頭株主であった米国ギブソン社が2018年5月に米国連邦破産法11章を申請。リストラを推し進めるなか、2019年5月にはホームAV事業を米国のサウンドユナイテッド社に80億円で売却する旨で基本合意していたが、同年10月には中止を発表。営業債務にも支払い遅延が生じ、取引条件の見直しの要請を受けて生産を縮小・停止をせざるを得ない状況に陥っていた。
その後、本社・事業所の集約、希望退職者の募集などの合理化策を講じる一方、新株予約権付社債の発行や第三者割当増資、投資有価証券売却などにより資金をつないできたものの、2020年に入ってからは新型コロナウイルスの感染拡大により中国やインド、マレーシアの各工場で操業停止を余儀なくされたうえ、欧米など海外では販売店が閉鎖されるなどで売り上げが激減。債務超過に陥るなか、2021年8月1日付でJASDAQ上場廃止となっていた。」
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