日本公認会計士協会は、非営利組織会計検討会による報告「非営利組織における財務報告の検討~財務報告の基礎概念・モデル会計基準の提案~」を、2019年7月18日付で公表しました(ウェブサイトには7月31日に掲載)。
「我が国においても非営利組織に対する期待が高まり活躍の場が広がる一方で、財務諸表及びそれを作成するための会計実務について法人根拠法ごとに社会規範が形成され、法人形態間の違いが大きく、情報利用者の利便性を損ねている」、「非営利セクター全体において財務報告の枠組みを共有すること、そして、一般の情報利用者のニーズに応え、一貫した分かりやすい枠組みを形成することによって、会計の一般化を実現することが求められている」といった現状認識とビジョンに基づき、「非営利組織における財務報告の在り方を検討した結果を「財務報告の基礎概念」と「モデル会計基準」を含む報告書として取りまとめ、広く関係者に提案するもの」とのことです。
報告書本文は40ページ弱で、「非営利組織における財務報告の基礎概念」(全16ページ)と「非営利組織モデル会計基準」(全59ページ)が附属資料として添付されています。

(報告書6ページより)
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