サステナビリティ情報開示やその保証に関して、2023年3月期の有報を調査した結果をまとめた資料です(全10ページ)。
日経225の構成銘柄となっている3月決算会社のうち183社を対象としたそうです。
ポイントを引用させてもらうと...
「本調査の主なポイントは、以下のとおりです。
- Scope1およびScope2は183社中34社、Scope3は17社が、2023年3月期の実績値を開示していた。
- 2023年3月期の実績値を開示している事例だけでなく、概算値や速報値である旨を記載したうえで2023年3月期の数値を開示している事例や、過年度の実績を開示している事例も含めると、Scope1およびScope2は64%、Scope3は35%の企業が開示していた。
- バウンダリーは任意の範囲としている企業が多く、財務諸表の連結範囲と一致している旨を記載している企業は、Scope1およびScope2は9%、Scope3は4%にとどまった。
- 2023年3月期のサステナビリティ情報に関して、保証を受けている旨を記載している事例はなかった。
- 10%の企業で、過年度の何らかの指標について第三者保証を受けている旨の記載を行っていた。ただし、有価証券報告書上において保証報告書を掲載している事例はなく、また、そのすべてが限定的保証だった。」