4大監査法人の直近の決算(主に収入)を取り上げた記事。
「4大監査法人の2022年度の収入で、非監査業務が大幅に伸び全体に占める割合は30%になった。4年連続の上昇で、企業のESG(環境・社会・企業統治)の開示支援などの需要拡大が背景だ。ただ、監査の独立性確保のルールにより、今後も非監査収入を安定的に伸ばすことができるかは不透明だ。監査業務の伸び率は小さく、報酬引き上げが今後の課題となる。」
記事では,トーマツとあずさでどういう業務が増えたのか、紹介しています。
監査については...
「非監査収入が順調に伸びる一方で、監査報酬の伸びは小さい。顧客である上場企業の収益環境は新型コロナウイルス禍や原材料価格の高騰などで厳しい。間接費である監査報酬の値上げにはなかなか応じにくい事情がある。報酬引き上げの受け入れが難しい企業では、会計監査人を大手から準大手や中小に代える動きが相次ぐ。あずさの監査顧客数は3482社と前の期から156社減った。」
1社あたりの監査報酬は増えているそうです。
「顧客1社あたりの監査収入は22年度で2500万円弱と18年度に比べ1割強増えた。」
非監査業務に関しては、本来は、監査法人だけでなく、国内のネットワーク・ファーム全体の傾向を見るべきでしょう。