株式上場企業がいったん発表した決算を訂正する事態が、06年度は5年前の約10倍の2025件もあったという記事。決算短信の訂正件数を調べた調査の結果とのことです。
「90年代末以降、欧米の会計基準に近づけるために、減損会計や退職給付会計などの新制度を次々に採用。財務担当者の作業量は増え、発表までの時間短縮も求められるので、「ミスが増えるのは当然」との見方もある。」
ほとんどが単純ミスであり、財務諸表の数字を大きく修正するようなケースは、例外的だと思いますが、決算発表の早期化をもてはやす風潮もあり、十分なチェックがができていないのでしょう。監査人も、人手不足で監査対象でもない決算短信を見ている暇はありません。
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