4社に1社で不正発生 過去5年 民間調査(記事冒頭のみ)
調査が小規模なので参考程度のものだと思いますが、民間調査によると日本企業の4社に1社で過去5年内に不正が発生しているという記事。
「日本企業の25%で過去5年以内に、横領などの不正が発生していることがリーガルテックのFRONTEOの調査で分かった。売上高の大きい大手ほど発生率が高く、不祥事の兆候を察知するための対応策の導入が急務になっている。
2023年10月にインターネットで実施した調査に回答した約220社のうち、24.6%が過去5年以内に外部調査が必要な不正があったと回答した。」
不正の内容は、労務・ハラスメント、横領・キックバック、品質不正、情報漏洩・情報持ち出しなどだそうです。
また、売上高で見た規模別では、規模が大きい方が不正発生率は高いそうです。規模が大きいほど、役員・従業員の中に不正を行う者が存在する確率は高いでしょう(ひとりひとりが不正を行う確率は同じとして)から、そうなるのでしょう。ただし、会計不正の場合は、重要性の基準値も規模にしたがって上がるので、表に出るのは規模が小さい会社が多いように思われます。
調査では「メール監査」についてふれているそうですが、FRONTEOのウェブサイトを見ると「メール監査」に関するサービスをやっているようです。