会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

消費税9100万円の不正還付受けたとして社長逮捕(読売より)

「最高1000万円の猫を大量仕入れ」実は数十万円程度…消費税9100万円の不正還付受けたとして社長逮捕

消費税約9100万円の不正還付を受けた容疑で「LA・Chatte」という会社の代表取締役(70歳)が逮捕されたという記事。

「特捜部の発表などによると、×容疑者は、猫を大量に購入して消費税を実際より多く支払ったように架空の仕入れを計上し、2018年1~9月に消費税の差額分約9100万円を不正に受け取ったほか、同年10月~19年9月にも同様の手口で約1億100万円の消費税の還付を受けようとした疑い。

関係者によると、同社は各地の百貨店などで猫のイベントを開催。×容疑者は、こうしたイベントなどに用いるため、最高で1匹1000万円の猫を計約350匹、総額30億円近くで仕入れ、それに伴う消費税額が猫のイベント収入などで受け取った消費税額を上回ったとして、税務署に還付を申告していた。」

容疑者は、本当に仕入れしたけれども、購入した後にほとんどが死んだと反論しているそうです。それはそれで、動物虐待の罪になりそうですが...。

こういう事例があるから、インボイス制度導入で仕入税額控除を厳しく制限しようという動きにもなるのでしょう。
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