「エスケー食品」という神戸市の冷凍食品メーカーが、民事再生法の適用を申請したという記事。負債総額は約51億円。その後、自己破産申請になったようです。
「2011年12月期の売上高は約58億5600万と堅調で、黒字経営していたが、為替予約契約(デリバティブ取引)による差損や原材料のエビも価格が高騰するなどで資金繰りが悪化していた。」
デリバティブ倒産でしょうか。帝国データバンクの大型倒産速報で、少し詳しく書かれています。
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エビフライ等製造【続報】
エスケー食品株式会社
再生手続き断念、自己破産申請へ 負債51億円(帝国データバンク)
「申請代理人の高山智行弁護士によると、当社は2006年頃から円安に備えて、複数の金融機関に対してドルの購入を予約し、購入したドルを用いて仕入れ(輸入)代金の決済を行うなどしていた。しかし、1ドル90円から100円で購入するところ、現在の相場為替推移では毎月1000万円、多い月には2000万円以上の為替差損を含むようになり差損補てんの借り入れが増加、・・・」
長期の為替予約だったのでしょうか。民事再生を断念して破産に追い込まれる様子も生々しく書かれています。
こちらは、25日の記事。
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エビフライ・天ぷら等の製造販売
エスケー食品株式会社
民事再生法の適用を申請
負債51億円(帝国データバンク)
たしかに、売上高が60億円弱で「30億円を超える借入金」は少し多すぎたのでしょう。
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