会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

当社元従業員による不正行為の発覚に関するお知らせ(トライステージ)

当社元従業員による不正行為の発覚に関するお知らせ及び2020年2月期第2四半期決算発表の延期に関するお知らせ

東証マザーズ上場のトライステージのプレスリリース。元従業員による不正行為が発覚したというものです。

「2019年8月上旬、業務委託先A社と当社との打ち合わせの過程で、元従業員がA社を経由して2018年11月頃から不正な取引を行っていた可能性が発覚いたしました。直ちに外部の弁護士と対応を協議するとともに事実確認のための社内調査を開始、2019年9月上旬にA社より情報提供を受け、元従業員がA社に対し元従業員が関与する会社に業務委託費の大半を支払う依頼を行い、間接的に金銭を着服していた可能性を確認いたしました。9月24日及び本日9月30日に元従業員本人にヒアリングを行ったところ本人が事実を概ね認めたため、本日本件発覚の事実を発表することといたしました。」

「本件が当第2四半期決算及び過年度決算に与える影響については鋭意調査中でありますが、現在のところ把握している被害額は複数年累計で約162百万円であり、当期純利益に与える影響額は複数年累計で約△48百万円と推定しております。今後の調査次第では影響範囲が広がる可能性もあり、調査委員会による調査結果及び監査法人との協議を踏まえ、調査結果及び影響額が明らかになった時点で速やかにお知らせいたします。」

売上原価の取消しと未収入金の計上を行うとともに、同額を貸倒引当金繰入額として費用計上するそうです。引当金が税務上損金不算入となる関係で、純損益への影響が生ずるようです。

また、2020年2月期第2四半期の決算発表を延期するとのことです。
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