昭和電工が、延期していた2016年12月期の決算と過年度の決算修正(孫会社の不正会計によるもの)を発表したという記事。
「14年12月期~16年12月期の3カ年で累計約140億円に及ぶ売上高の計上取り消しが生じた。」
「問題の会計処理は、孫会社による人工ダイヤモンドなどの売買。対象の物品が存在しないまま資金のみが循環する「資金循環取引」にあたると外部の特別調査委員会が認定した。
この認定や監査法人の監査を経て、25日に昭和電工は16年12月期の有価証券報告書と過去の有報の訂正をそれぞれ関東財務局に提出した。」
株価は9%高になったそうです。
第 108 期有価証券報告書の提出、過年度の有価証券報告書および四半期報告書の訂正、ならびに平成 28 年 12 月期決算短信の提出、過年度の決算短信等の訂正に関するお知らせ(昭和電工)(PDFファイル)
ついでに、キャッシュフロー計算書も訂正しています。100億円超間違っていたようです。
「一部の海外連結子会社が「定期預金(3ヵ月超)」を保有しておりましたが、連結キャッシュ・フロー計算書の勘定科目(現金および現金同等物と定期預金による預入・払戻)で誤りが判明したため、その他過年度において重要性の観点から訂正を行わなかった事項の訂正を含め、平成 24 年 12 月期にまで遡って訂正を行いました。」
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