東証1部上場、シーイーシ ーのプレスリリース。
不適切な取引行為に関する疑義が発生し、その事実関係を解明するため、特別調査委員会を設置するとのことです。四半期報告書の提出期限延長も申請するそうです。
「当社の 2020 年1月期第2四半期報告書に係る四半期レビュー手続において、当社の会計監査人である PwC あらた有限責任監査法人より、当社の 2019 年7月末時点の売掛金の一部 530,698 千円(※)の実在性に疑義があるとの指摘を受けました。
その内容は、当該売掛金について滞留が長期になったこと、2019 年7月末時点の債務認識の確認が取れないこと、および回収プロセスにおいて 2019 年9月5日に因果関係や経緯が不明瞭である会社より当該売掛金相当額の入金があったことでした。
かかる監査人の指摘を受けて、当社としても、当該取引が疑義のある取引であるか、深度ある調査が必要と判断したため、特別調査委員会を設置することといたしました。
※取引形態は仕入販売であり、当該取引は 2019 年1月末までに粗利相当額 5,009 千円を純額で売上高に計上しております。」
「仕入販売」というのがよくわかりませんが(いわゆる直送売上?)、通常の仕入(それにともなう支出)や売上(それにともなう回収)を装った金融取引といった感じでしょうか。5億円の取引で粗利が5百万円しかないというのもあやしいですし、わけのわからない先から回収があったというのも不気味です(循環取引?)。
四半期決算短信は公表済みです。
2020年1月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(PDFファイル)
半期の売上高が約250億円、純利益が17億円ですから、5億円というのはそれなりに大きな金額です。
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