大学基準協会が、愛知学院大法科大学院とLEC東京リーガルマインド大を不適合と判断したという記事。
「LEC大は、会計専門職専攻の研究者教員7人中6人が80歳前後という年齢を問題視。」
LEC会計大学院のサイトより教員名簿
教員名簿をみると、有名な学者や会計士も含まれています。15年前なら講義を受けてみたいと思ったかもしれません。
(財)大学基準協会による本会計大学院の認証評価結果につきまして(PDFファイル)
教員の年齢構成の問題よりも、千代田区と約束している会計監査を受けていないという点の方が問題かもしれません。
「構造改革特別区域である千代田区との協定書(2006(平成18)年5月11 日付)によれば、第1条において「毎決算期毎に公認会計士又は監査法人による監査を受けること」になっているが、2009(平成21)年3 月期決算においては、監査法人による会計監査契約を解除して、個人の公認会計士2人による「合意された手続実施結果報告書」に変更し、協定に基づく措置を講じていない。」
大学側は会計士による「合意された手続」が監査に当たると主張していますが、どの監査の教科書にも「合意された手続」が「監査」であるとは書いてないはずです。
(補足)
年齢構成が問題となっているのは研究者教員であり、実務家教員は、第一線で活躍されている比較的若い方々です。
最近の「公認会計士・監査法人」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事