IASB Barckow議長・鈴木理事へのインタビュー動画配信を開始
日本公認会計士協会は、国際会計基準審議会(IASB)のAndreas Barckow議長・鈴木理加理事へのインタビュー動画の配信を開始しました(約45分)。
「特に2024年3月に公表されました公開草案「企業結合-開示、のれん及び減損」、2024年4月に公表されましたIFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」についてお話を伺いました」とのことです。
日本語の動画です。英語の発言は字幕がついています。
「会計・監査ジャーナル6月号」にも掲載されるそうですから、紙でざっと読みたいという方はそちらをどうぞ。
(上記動画より)
最後の方で、年金費用の金融要素を区分するのを強制するという話をしているようです(18号関連)。
年金費用はともかく、IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」は、損益計算書の表示区分全般の話なので、そのうち、日本基準にも反映させないといけなのでは(例えば、営業外損益や特別損益を、財務、投資、営業(のうちの臨時的なもの)といった区分がわかるように区分表示するなど)。
前半の企業結合の説明では、減損テストの方法で、使用価値算定の割引率に税引前の率を強制するかどうかという話もしています(公開草案では強制しない(税引後でもよい)となっているようです)。