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FASF 実務対応レベルの新テーマ3本を評価依頼へ(週刊経営財務より)

FASF 実務対応レベルの新テーマ3本を評価依頼へ

財務会計基準機構(FASF)が、7月13日開催の基準諮問会議(ASBJに対して「新規テーマの提言」などを行う機関)で、「実務対応レベル」の新たに提案された3本のテーマについて、実務対応専門委員会に評価を依頼することを決めたという記事。

「会計基準レベル」のテーマ1本は見送りとなっています。

第24回 基準諮問会議議事概要(FASF)

財務会計基準機構のサイトに掲載された資料によると、3本のテーマは以下のとおりです。

・公共施設等運営権に係る会計上の取扱いについて(「PFI 法に基づく公共施設等運営権制度において、運営権者における公共施設等運営権等の会計処理の検討を要望するものである。」)

・無対価株式交換の会計処理

・親会社による子会社の吸収合併

1番目のテーマについては、政府の成長戦略関連ということで、内閣府の役人がわざわざ補足説明したようです。


(内閣府説明資料より)

詳しくはこちらの資料をご覧ください。

今回の基準諮問会議における新規テーマの提案<実務対応レベル>(PDFファイル)

なお、今回見送りが決まったテーマは、「継続企業の前提が成立していない状況で適用する会計基準の開発」でした。

当サイトの関連記事

PFIというのは、結局のところ、政府レベルのオフバランス処理(飛ばし)にすぎないと思われます。負の遺産を増やすだけでは。

最終的にどうなったのかわかりませんが、うまくいっていない模様。

関空伊丹空港の1次入札、オリックス連合が参加 見送り企業相次ぐ(2015年5月)(ロイター)

アベノミクス成長戦略の目玉、関西空港コンセッション「2・2兆円入札」が官の論理優先で迷走中(現代ビジネス)

これは全般的な解説

「PFIの新方式は広がっていきますか?」
PFIアドバイザーの先駆者、野田由美子氏に聞く
(日経ビジネス)
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