会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監査実施状況調査(2020年度)(日本公認会計士協会)

監査実施状況調査(2020年度)

日本公認会計士協会は、監査実施状況調査(2020年度)を、2021年12月10日に公表しました。

この調査は、会員が協会へ提出する監査概要書(写)及び監査実施報告書から抽出したデータを元に、監査に関与する者の人数、監査時間や監査報酬額を統計資料として取りまとめたものです。

今回公表されたのは、2020年4月期から2021年3月期に係る監査実施状況です。監査区分別(金商法監査・会社法監査は業種別、金商法監査は上場区分別も)に、集計されています。

監査概要書(写)及び監査実施報告書の提出期限延長の影響も考慮し、前回同様、10月末日までに協会に提出されたものを集計対象としています。

今回から公益法人等の監査(2020年度及び2019年度)を調査対象に追加しています。

監査報酬が最も多い区分である「金商法監査(連結あり)」(総額 1818億円)をみると、平均監査報酬は 52,717千円(前年度は 52,385千円)となっており、約0.6%増えています。

平均監査時間(2020年度 4,441.1時間←2019年度 4,391.3時間)は1.1%増、平均単価(2020年度 11,870円/時←2019年度  11,929円/時)は0.5%減です。監査にかける時間は増えているが、単価は若干下がっているということになります。

すべての監査区分を合計した監査報酬総額は 3078億円(前年度は2967億円)です。
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