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開示・対話に関する“4つの視点”と“4つのアクション”をとりまとめました(経済産業省)

開示・対話に関する“4つの視点”と“4つのアクション”をとりまとめました

経済産業省は「統合報告・ESG対話フォーラム」の議論を整理し、今後のアクションを記した報告資料を、2018年5月18日に公表しました。

(フォーラム立ち上げ時のプレスリリース

「統合報告・ESG対話フォーラム」を立ち上げます

「企業の統合的開示の好事例の分析」と「投資家の投資手法に関する検討」を目的とするとされています。)

以下「概要版」より抜粋。

「今般、本フォーラムでの議論やそこから得られた示唆を整理し、「開示と対話の促進のために必要な 4 つの視点」としてとりまとめました。

<開示と対話の促進のために必要な 4 つの視点>

①「目的を持った対話」を理解する

企業と投資家がともに、開示・対話を単なるコストではなく、企業価値向上に向けた投資として捉え、「目的」を明確にして取り組むこと

②共通言語を活用する

企業や投資家の多様性・独自性を尊重しつつも、「価値協創ガイダンス」等の共通言語を使うことで、より効果的・効率的な情報開示や対話を行うこと

③社内でも対話する

価値協創ガイダンス」を活用した開示や対話を契機として、経営者のみならず社外取締役や実務担当者も含む社内の対話を深め、自社の価値創造プロセスを理解すること

④投資家が企業評価手法を示す

ESG 等の非財務情報や対話がどう投資判断に反映されるかが見えないことで企業が開示・対話に消極的にならないよう、「価値協創ガイダンス」等を使って投資家が自らの評価手法を示すこと」

今後のアクションとしては、

・積極的に開示を行う企業の支援
・機関投資家による宣言等を通じた企業と投資家の相互理解促進
・各産業・分野への価値協創ガイダンスの浸透拡大
・中小型株における開示・対話のあり方の検討・情報発信

を挙げています。

経産省は「価値協創ガイダンス」を売り出したいようです。ロゴマークまでつくっています。



虹をイメージしているのでしょうが、赤字がどんどん増えているようにも見えます。

プレスリリースでふれている伊藤レポート2.0については...

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