イソライト工業が、連結子会社で過去4年間にわたり不適切な会計処理を行っていたことを公表したという記事。
会計監査を担当するあずさ監査法人から、過年度にさかのぼり、過大なたな卸資産の計上と売掛債権の回収懸念に関する指摘を受けたそうです。
金額的には、「連結ベースでは、同4年間の経常利益合計額18億4200万円に対し5億3200万円分、同純損益で3億4300万円の赤字に対し6億3300万円分、それぞれマイナスの影響」とのことです。
同社プレスリリース(PDFファイル)
これによると、「製造原価を過大にたな卸在庫に賦課することによって、売上原価を低減させ、利益計上を行なっていた」という比較的単純な粉飾の手口です。そのほか売上値引の処理遅れもあったようです。
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