会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ライザップ急膨張…赤字企業を次々買収で一大「体型補整」グループ形成(Business Journalより)

ライザップ急膨張…赤字企業を次々買収で一大「体型補整」グループ形成、監査法人契約解除

RIZAPグループ(旧社名:健康コーポレーション)の急拡大を取り上げた記事。監査人についてふれている箇所がありました。

「ライザップで大当たりしたことで、全市場の中でも最も上場基準が緩いといわれている札幌アンビシャス市場から東証1部を目指すと瀬戸氏は意気軒昂だ。伊藤忠という強力な援軍を得たとの読みも働いている。

RIZAPグループの会計監査をするのは東邦監査法人。上場時には大手監査法人が監査をしていたが、決算の方針をめぐって対立しRIZAPグループが切った

ジャスダック上場のインテリア雑貨の企画卸会社、イデアインターナショナル(RIZAPグループが56.8%を出資し筆頭株主)の監査法人は東邦。東証マザーズ上場の10~20代向け衣料品ネット通販の夢展望(同73.5%を出資し筆頭株主)も東邦。今回傘下に組み入れたマルコの監査法人も6月末にトーマツから東邦に切り替わった。ライザップの幹事証券会社はSBI証券である。」

大手監査法人(上場前の話なのでどこかは不明)は贅肉と一緒にダイエットされてしまったようです。

東邦監査法人はそれほど大きな事務所ではないようで、監査法人の同一企業グループへの報酬依存度が気になります。協会ルールでは、依存度が高いからすぐにだめということはないのですが、独立性を損なうリスクを軽減する対策を取る必要が出てくるかもしれません。

当サイトの関連記事(パスポートの監査人交代について)

ライザップは英会話でも「結果にコミット」できるのか?〜M&Aで成長を続ける同社の貪欲な戦略を読み解く(現代ビジネス)
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