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元理事長に懲役7年求刑 明浄学院、21億円横領事件(日経より)

元理事長に懲役7年求刑 明浄学院、21億円横領事件

学校法人明浄学院巨額横領事件の刑事裁判で、元理事長(62歳)に対して懲役7年が求刑されたという記事。判決は来年1月とのことです。

「検察側は論告で、被告が自己承認欲求を満たすため法人の経営権を取得しようとし、買収資金として21億円を横領したと指摘。「類を見ないほど多額で、学校や生徒の将来を犠牲にし身勝手だ」と悪質性を強調した。

弁護側は最終弁論で「学院のために献身的に活動していた」と主張。被告の社会復帰のために寛大な判決を求めた。」

学校法人の経営権を握るために多額の資金を費やし、経営権を得てから、その資金を不正に回収しようとした事件のようです。刑事裁判は、資金回収のための横領の局面が対象ですが、経営権を握る段階で、おかしなカネの動きがあったはずです。そちらは、学校法人への寄付金を除き、学校法人の外で起こった取引なので、正式には調べられないのでしょう。

横領されたカネは、横領に関与していたとされる「プレサンスコーポレーション」前社長が、個人で負担しています。

当サイトの関連記事(2020年4月)

学校法人は3月に民事再生法の申請を行っています。

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