インボイス、中小に激変緩和措置 負担増で、23年度税制改正(共同通信配信)
政府・与党が、2023年度税制改正において、インボイス制度について激変緩和措置を設けることを検討しているという記事。
「政府、与党が来年10月のインボイス(適格請求書)制度導入で消費税を新たに納めることを選んだ中小事業者に対し、税負担を和らげる激変緩和措置の導入を検討していることが17日、分かった。」
今ある経過措置は、インボイス発行事業者にならない業者からの仕入れについて、設けられているものです。あえて、インボイス発行業者の登録を行い、課税業者になることを選択した業者に対する優遇措置は何もないので、負担を緩和する措置を考えるということでしょうか。
記事によれば、インボイスは「軽減税率とセットで導入が決まった」とのことですが、その軽減税率をプッシュしていた公明党が、負担軽減策導入検討をいっているそうです。
↓
「インボイス導入へ負担軽減策を検討」 公明党税調会長が表明(Yahoo)
「西田氏は党税調の会合後、「免税事業者から課税事業者に転換するときに生じる負担増について、何らかの税制上の措置で影響を最小化できないのか、検討していく」と報道陣に述べた。課税事業者に転換しやすい環境を整えたい考えだ。」
インボイス発行事業者の登録をして課税事業者になるよう誘導する方向の負担軽減策のようです。
今ある経過措置は...
(「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A」問89の一部)