東京証券取引所が、決算短信をHTML形式で開示可能とする実証実験を開始するというプレスリリース。
「東京証券取引所...は、2021年12月18日予定のTDnetリプレース(注1)にあわせ、上場会社(注2)の決算短信及び四半期決算短信並びに上場REITの決算短信及び中間決算短信...をHTML形式で開示可能とする実証実験を宝印刷株式会社及び株式会社プロネクサス...のご協力を賜りまして開始しますので、改めてお知らせいたします。
本共同実証実験への上場会社等の皆様のご参加、HTML形式での開示は任意でございます。」
HTML化の効果は...
「HTML形式はPDF形式に比べ、テキスト化がしやすく機械的な処理も容易になります。PDFファイルでは、文字認識ができない又はテキストコピーができない場合がありますが、HTMLファイルではそれらが可能となりますので、情報利用者の皆様がテキスト抽出・テキスト分析で活用することが可能です。
また、テキストコピーできることにより、海外投資家が日本語から英語への機械翻訳をスムーズに実施いただけるほか、例えば、機械翻訳エンジンを開発している会社がHTMLファイルを利用することで、IR文書に特化した翻訳サービスを開発しやすくなる可能性がございます。上場会社等の皆様及び海外も含めた多様な投資家の皆様にHTMLファイルを利用して開発された翻訳サービスをご利用いただくことで、一層決算短信等を活用いただくことが期待されます。」
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(東証プレスリリースより)
印刷会社の決算短信等の作成ツールの利用が前提のようです。