佐川印刷の巨額資金流用事件の刑事裁判で、元社員(64歳)に懲役6年の有罪判決が言い渡されたという記事。
「橋本一裁判長は「主犯格の配下という立場を考えても、果たした役割は重要」として、懲役6年(求刑懲役8年)を言い渡した。」
「判決によると、××被告は××被告(主犯格とされる元役員)の指示で、2010~14年、インターネットバンキングを介して、子会社「エスピータック」(亀岡市)の資金を××被告(建設コンサルタント業)が管理する口座に不正送金するなど計45億5千万円をだまし取った。
橋本裁判長は「会社の決済や決算制度の隙を突き、送金に架空名義や宗教法人名義を用いるなど犯行は巧妙」と指摘。役割は「追従的な立場」としながらも「簿外処理や粉飾決算に加担するなど一連の犯行を円滑に遂行するために必要不可欠だった」と述べた。」
上司に恵まれなかったともいえますが、経理専門職としての職業倫理も必要だったのでは。
佐川印刷めぐる45億円詐欺 元経理社員に懲役6年(NHK)
「28日は、このうち××被告に対する判決が京都地方裁判所で言い渡されました。この中で橋本一裁判長は、ほかの2人が主犯格だったと指摘しました。そのうえで「被告は配下の立場だったが、経理担当としての信頼を逆手にとった長期にわたる巧妙な犯行で、被害額が極めて高額だ」として、懲役6年を言い渡しました。」
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