企業統治を取り上げた日経社説。
「日本版スチュワードシップ・コード」が2014年にできてから10年が経過(ガバナンスコードは2015年策定)したということで、その後のガバナンス改革の成果や課題を論じています。
「しかしガバナンス改革の実態は満足すべきものではない。経営の知見に乏しい人材が、数合わせで社外取締役に選任される事例が散見される。株主もそれを許容し、配当や自社株買いの増額を優先する場合がある。
株主還元が重視されるあまり、人や設備、研究開発への投資が抑えられ、成長の芽はいまひとつ大きく育たなかった。過去10年で日本の上場大企業の純利益は約2倍になったが、売上高は3割強しか増えていない。必要な支出を削り還元の原資となる利益を確保した例もあるのではないか。」
株主還元は、日経があおったのでは...