会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「業務スーパー」FC加盟会社、破産申請の舞台裏(東京商工リサーチより)

「業務スーパー」FC加盟会社、破産申請の舞台裏

ケヒコという横浜市の会社とその関連2社の倒産記事(7月23日に破産申請)。

ケヒコは、「北海道で7店舗の「業務スーパー」のフランチャイズ店を運営していた」そうです。

3社の関係は...

ケヒコの大株主は、食品雑貨類の輸出入を手掛ける(株)エス・インターナショナル(TSR企業コード:350655936、横浜市中区、以下エス・インター社)。これら2社と代表が同一の(株)広(TSR企業コード:694769517、横浜市中区)も含め、3社が同時に破産を申請した。」

破産申請前には、労働組合によるストライキが行われていましたが、それが倒産の原因ではないようです。

「労組は、「代表の会社資金の私的流用不採算事業への投資などでグループの経営が悪化したうえ、破産を検討している」として、6月29日から時限ストライキに入った。そして、7月18日から無期限ストに突入、店舗営業を休止したが、賃金確保のため24日から営業を再開していた。」

記事によれば、親会社の方が足を引っ張っていたようです。

「ケヒコが運営する「業務スーパー」の業績は堅調だったが、エス・インター社が足を引っ張っていた。新規事業の不振、元役員への多額の退職金計上などもあり、エス・インター社単体では改善の糸口を見出せずにいた。」

北海道内で7店舗運営の会社が経営破綻…どうなる「業務スーパー」18日からストも決行(STV)(動画あり)

「東京商工リサーチによりますと、道内で「業務スーパー」7店舗をフランチャイズで運営する「ケヒコ」と、その関連会社2社が2024年7月23日、横浜地裁に破産申請をしていたことがわかりました。

負債総額はあわせて4億9208万円にのぼります。

会社の労働組合では、経営者が会社資金を私的流用していたなどとして、7月18日から道内7店舗でストライキを実施していました。

「ケヒコ」の親会社によりますと、7月24日に営業を再開させましたが、仕入れが止まっているため、在庫がなくなり次第、営業を終了するということです。」

労使対立が表面化していた、スーパー運営のケヒコなど3社(神奈川)が破産(Yahoo)(帝国データバンク配信)

「(株)ケヒコは、1990年(平成2年)9月に設立された。(株)エス・インターナショナルが札幌営業所を開設してスーパー向けの営業強化を図るにあたり、2013年に北海道で「業務スーパー」のフランチャイズ店の運営を開始した。その後、道内での出店攻勢により、近時も新規出店を重ね、運営店舗は7店舗に拡大。マスメディアで紹介されるなど「業務スーパー」の知名度向上から当社が運営する店舗の来店客数も増加し、2023年8月期には年売上高約28億7900万円、当期純利益約1200万円を計上していた。」

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