コンサルティング会社「トライベイキャピタル」の代表が、業務上横領の容疑で逮捕されたという記事。太陽光発電がらみのようです。
「逮捕容疑は令和元年10月、トライベイ社の債務を弁済するため、口座の管理などを任されていた合同会社から3回にわたってトライベイ社の口座に振り込み送金させ、計4億2千万円を横領したとしている。
関係者によると、三浦容疑者は兵庫県内で計画していた太陽光発電事業を巡って業者とトラブルになっていた。」
たぶん、太陽光発電のプロジェクト(あるいは出資者)ごとにペーパー会社が作られていて、その管理をこのコンサル会社がやっていたのでしょう。そういう他人のカネをプロジェクトと関係のない用途に使ってしまったのでしょう。
容疑者は、無罪を主張するそうです。
「三浦容疑者は同日、弁護人を通じ「業務上横領に当たるような罪を犯したことは決してありません」とするコメントを発表。特捜部に最大限協力して理解を求めたが、見解の相違があったとし「無罪を主張してまいります」としている。」
具体的に何に使ったのか...
【独自】1億円以上を個人的な借り入れ返済にも…太陽光事業出資で横領の三浦代表 自身の会社は“自転車操業”状態(FNN)
「太陽光発電事業をめぐる横領事件で、逮捕された投資会社代表は、横領した金を別の会社の資金繰りや個人的な借り入れの返済に充てていたことが新たに分かった。」
「関係者によると、横領した4億2000万円のうち、2億7000万円は三浦容疑者が管理する別の太陽光事業の会社の資金繰りに充てられていたほか、1億1000万円は個人的な借り入れの返済に充てられていたことが新たにわかった。」
容疑者の反論。
三浦瑠麗さん夫が横領容疑否認「出資金は事業に」東京地検特捜部に逮捕 4億2000万円横領の疑い(TBS)
「その後の関係者への取材で、三浦容疑者が特捜部に対し「出資金は太陽光発電事業にしか使っていない」「横領にはあたらない」と供述していることがわかりました。
兵庫県に建設予定だった施設への出資金を別の事業にあてたとみられるものの、「私的な流用はなく関連事業に使っている」と説明しているということです。」
プロジェクトごとにペーパー会社を設立し、わざわざ財布を分けていたのだとすれば、同じ太陽光発電でも、別の事業に資金流用したら、私的に使わなくても横領でしょう。
一部報道に関して(トライベイキャピタル)
「再生可能エネルギープロジェクトの開発というリスクの高い業界にあって、当初予定された利益を生み出せなかった点について、反省すべき点はございますが、私は、業務上横領にあたるような罪を犯したことは決してありません。
これまで、当局に最大限協力して理解を求めてまいりましたが、見解の相違によりこのような事態に至ったことは大変残念に思っております。私は、今後とも無罪を主張してまいります。」
一部報道について(山猫総合研究所)
「家族として、夫を支えながら推移を見守りたいと思います。」
当サイトの関連記事(容疑者が関わっている太陽光発電プロジェクトのトラブルを取り上げた記事について)
【独自】三浦瑠麗夫逮捕、統一教会弁護人から交代した「有名コスプレ弁護士」《関係者の証言…夫婦の関係と「余罪」》(現代ビジネス)
「瑠麗氏が代表取締役を務める「山猫総合研究所」は、夫のトライベイ社と同じ、豪華なオフィスビルの同じフロアに事務所を構えている。トライベイ社の内情に詳しい人物はこう語る。
「会社を訪れても、清志さんと瑠麗さんのどちらに用件があっても受付は同じです。2つの会社が一体になっている証拠ですよ。社員は2つの会社をあわせて10人足らずです。
瑠麗さんに用件があって訪ねてきた人がいても、担当者が不在ならばトライベイキャピタルの社員が対応していました。
家宅捜索のときも、特捜部はどこからどこまでがトライベイキャピタルで、どの範囲が山猫総合研究所なのか、と事務所の位置関係をかなり気にしていたと聞きました。最終的には瑠麗氏の会社も捜索していました」」