トーマツ、「IPO監査事業部」を設置し日本のスタートアップエコシステムへの価値提供の向上を目指す
監査法人トーマツが、IPO監査事業部を設けたというプレスリリース(2024年8月1日)。
「デロイト トーマツ グループの有限責任監査法人トーマツ(東京都千代田区、代表執行役:大久保孝一 以下、「トーマツ」)は、IPO監査事業部を本事業年度(2024年6月開始)から設置しました。トーマツは、日本のスタートアップエコシステムのビジョンを踏まえたIPO監査の提供体制を強化し、スタートアップの成長と輩出の加速に貢献します。」
次の取り組みを推進するそうです(項目を引用)。
- スタートアップおよび経営者のマインドセットの構築に寄与
- 広範な専門性・知見の提供によるスタートアップの健全な成長の支援
- IPO監査専門家の陣容強化
陣容強化は、具体的には「IPO監査に特化したIPO監査事業部に所属する約40名の中核人財に加えて、IPO業務の知見を有すると認定された約600名の人財から構成された専門家集団を組織」するそうです。
ちなみに、新日本の調査によると、2024年上半期のIPOで、トーマツは2社しか担当していなかったそうです(→当サイトの関連記事)。今後、巻き返しを図るのか、それとも、小粒なのは無視して大型IPOを狙うのか、IPO以外の出口戦略をアドバイスするのか...