「ニイウスコー」の粉飾決算事件で、検察当局と証券取引等監視委員会が、来年1月中旬にも本格捜査に乗り出すという記事。
「関係者によると、同社は実際には商品を動かさず、伝票上だけで売買したことにする「循環取引」を行い、売り上げを水増ししていた疑いが持たれている。総売上高を多く見せかけて、金融機関の融資を引き出したり、株の新規発行を有利にしようとしたとみられる。
不正は計56の取引で行われ、粉飾額は総額682億円にのぼるとみられる。循環取引の手口は、リース契約を悪用したものや、売り上げを先行計上した後、受注に失敗し、買い戻したことにする方法などだったという。また、見せかけの売上高に基づき株主に配当していた会社法(旧商法)違反(違法配当)の疑いも浮上している。」
ライブドアなどとちがって、日本IBMと野村総合研究所が母体となった誕生した由緒正しい会社(会計監査人も大手監査法人)ですが、そういう会社でも大がかりな粉飾が起こりうるというのはこわいことです。
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