ゼネラル・モーターズ(GM)が、05年決算の修正を行うという記事。
2005年当期赤字が1月の当初発表より20億ドル(2340億円)多い106億ドル(1兆2400億円)に達するそうです。また、会社のプレスリリースによれば、孫会社(住宅ローン会社のようです)のキャッシュフロー計算書の間違い(貸付金の回収を営業キャッシュ・フローにしていた)のためSECへの報告書の提出も遅れるとのことです。
赤字増加の主な内容は、リストラ費用の見直し(閉鎖工場従業員の人件費に関係するもの)、Delphi社(GMからスピンオフした会社)の破たんに伴いGMがDelphiの従業員に保証していた福利厚生の見積もりを変更したことによるもの(ただし、55億ドルから120億ドルの幅で見込まれる費用のいちばん下の金額を採用)、のれんの減損の3つです。
そのほか、2004年以前の決算について、数千万ドル単位の修正(リステート)(仕入先からの値引きの期ズレなど)を何件か行っています。
日本の会社が決算発表の数値からこれだけ修正すると、たいへんな批判を受けますが(例えば三洋電機)、米国では、一応会社のメンツよりも会計の理屈を優先するようです。
GM Provides Updated Preliminary 2005 Results, Delays Filing 10-K
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