会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

会計監査人の異動及び一時会計監査人の選任に関するお知らせ(ナック)

会計監査人の異動及び一時会計監査人の選任に関するお知らせ(PDFファイル)

東証1部上場のナックの監査人交代(任期満了によるものではない)に関するプレスリリース。

新日本から仰星監査法人への交代です。

交代理由が珍しいものとなっています。

「平成 29 年6月 28 日付で開示いたしました「「平成 29 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正に関するお知らせ」にてお知らせいたしましたとおり、株主総会開催日の前日に公表数値の一部訂正をし、投資家の皆様には多大なご心配をお掛けしました。訂正後の連結財務諸表及び個別財務諸表につきましては、新日本有限責任監査法人による会計監査を受けて、無限定適正意見を付した監査報告書を受領いたしました。

その後、当該訂正の状況を含め新日本有限責任監査法人の監査対応等について協議した結果、当社より監査契約の解約を申し入れました。そして、本日付で同監査法人の会計監査人退任について当社と同監査法人の間で合意しました。(以下省略)」

「退任する公認会計士等の意見」については、「特段の意見はない旨の回答を得ております」とありますが、本当はどうなのでしょう。

この訂正のことをいっているのでしょう。日付は6月28日となっています。

(訂正・数値データ訂正)「平成 29 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正に関するお知らせ (ナック)(PDFファイル)

監査法人を責めるような記述も...

財務諸表に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ(6月30日)(ナック)(PDFファイル)

「平成 29 年3月期決算監査において、監査法人からの指摘によりのれん及び繰延税金負債の計上誤りが判明いたしました。

本案件は、平成26年3月期の第2四半期に行った株式会社JIMOS取得時の会計処理に発生頻度の少ない非定型的な取引であったため、会計上の「二重責任の原則」は承知しつつ、監査法人の助言に基づき処理した会計処理の誤りが原因であります。

当該誤りは、発生頻度の少ない非定型的な取引に関する内部統制が適切に整備できていなかったことに起因したと言えます。

以上に記載した財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高く、開示すべき重要な不備に該当すると判断いたしました。したがって、平成29年3月31日現在において、当社グループの財務報告に係る内部統制は有効でないと判断いたしました。」

去年の記事ですが...

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