シャープが特許に関する契約違反で、賠償金支払いの仲裁判断が出たため、特別損失を計上したという記事
「シャープは24日、韓国LGディスプレーに対し特許利用で契約違反があったとする第三者機関の判断を受け、損害賠償の支払いに備えて117億円を特別損失として2022年3月期決算に計上したと発表した。」
発表済みの2022年3月期決算を修正するようです。
特許違反でシャープに117億円余 支払い求める(NHK)
「発表によりますと、シャープは、韓国のLG電子のグループ会社で液晶パネルなどを生産する「LGディスプレイ」と、2013年、それぞれの会社の特許を互いに使えるようにする契約を結びました。しかし、LGディスプレイからこの契約に違反しているとして、シンガポールにある国際的な仲裁機関に申し立てがあり、今月16日、LGディスプレイに対して損害賠償などとして117億円あまりを支払うとする判断が出されたということです。」
特別損失の計上に関するお知らせ(シャープ)(PDFファイル)
「上記に伴う業績への影響については、2022 年3月期末日以降に発生した修正後発事象として取り扱い、2022 年3月期決算に計上いたします。」
(訂正・数値データ訂正)修正後発事象に係る「2022 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について(シャープ)(PDFファイル)
シャープの場合は、会社法決算の確定前の後発事象だと推測されます。それでは、確定後だとどうなのか。会社法監査報告書日以降の修正後発事象は、金商法財務諸表では修正不要という規定は、まだあるのでしょうか。
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