立川郵便局の元総括課長が、2億9千万円分の切手などを詐取していたという記事。
書き損じなどで未使用のはがきを交換する際に、水増ししていたそうです。
「大口顧客が持ち込んだ未使用の年賀はがきなどの交換枚数を水増しする不正を繰り返し、余分に切手などを払い出していた。」
「書き損じなどの未使用はがきの交換は、複数の担当者で枚数を確認するルールになっていた。だが、立川局では「手間がかかる」といった理由で元課長1人に対応を任せていた。」
別の郵便局でも...
「日本郵便は28日、京王堀之内駅前郵便局(東京都八王子市)で働いていた30代の元社員が18~21年、顧客から預かったキャッシュカードを使うなどの手口で計3200万円超を盗んでいたことも公表した。」
こちらは山口の郵便局の事件。
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山口の元郵便局長、1・1億円を無断引き出しか 顧客の通帳から(朝日)
「同支社によると、元局長は2018年1月~昨年11月、顧客5人から預かった通帳を使い、計約8800万円を無断で引き出した。使い込みを隠すため、5人の口座間で金の出し入れを繰り返したほか、架空の預け入れ処理で計約2500万円分の残高を水増ししていた。また、局内にあった運営資金300万円も横領したという。
昨年11月、通帳の返却を受けた顧客が「覚えのない払い戻しや預け入れがある」とゆうちょ銀行の電話窓口に指摘し、不正が発覚。」
すでに発表されている長崎の郵便局の巨額詐取事件の捜査が終結したという記事。
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約38年にわたり16億円超詐取 元郵便局長 4億5000万円を立件、捜査終結 長崎県警(長崎新聞)
「長崎住吉郵便局(長崎市)元局長の巨額詐欺事件で県警は24日、元局長の男性容疑者(68)=詐欺罪で公判中、同市昭和2丁目=を追送検した。県警は約38年にわたり63人から現金計約16億4千万円を詐取したことを確認し、このうち28人から計約4億5千万円だまし取った詐欺の疑いで立件し、捜査を終結したと発表した。」
「ほとんどは93年に廃止された金融商品「市場金利連動型定期貯金(MMC貯金)」の証書や写しを現金と引き換えに手渡す手口だった。」
被害者に戻している部分があるので、実損額は約9億7千万円とのことです(それでも巨額)。
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