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ニデックのインサイダー疑惑報道、東洋経済に賠償命令 東京地裁「記者が法規制を理解せず」(京都新聞より)

ニデックのインサイダー疑惑報道、東洋経済に賠償命令 東京地裁「記者が法規制を理解せず」

ニデックのインサイダー取引疑惑を報じた「東洋経済オンライン」の記事をめぐる名誉毀損の裁判で、ニデックが勝訴したという記事。計605万円の賠償や記事削除が命じられたそうです。

「判決によると、東洋経済新報社は2022年10月の東洋経済オンラインで、自己株取得の条件変更にニデック創業者で代表取締役の永守重信氏が関与した疑いがあるとの記事を配信した。荒谷謙介裁判長は、記事は真実と認められないとし、記事で永守氏らの社会的評価が低下したと指摘した。記者らはインサイダー取引に関する法規制を正しく理解しておらず、過失は大きいと判断した。」

東洋経済は控訴するそうです。

東洋経済に損害賠償命令 ニデックの自己株取得で「不適切処理」疑惑報道、控訴の方針(産経)

ニデックのプレスリリース。

当社が提起した東洋経済新報社に対する損害賠償等請求訴訟に関するお知らせ(ニデック)

「同裁判所は、判決において、当社にインサイダー取引の疑いがあるとの東洋経済新報社の報道が虚偽であり、取材も不十分であったこと等を理由として、当該報道が当社の名誉を毀損するものと認め、東洋経済新報社及び関係者に対し、「当社への損害賠償金の支払い及び記事の削除」を命じました。

この判決により、当社が法令に従って適正に自己株式の取得を行っており、インサイダー取引の疑惑がないことが改めて明白となりました。」

ニデックは、別の件でも東洋経済を訴えているのですが、それはどうなったのでしょう。

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