監査基準報告書260「監査役等とのコミュニケーション」の改正(公開草案)の公表について
日本公認会計士協会は、監査基準報告書260「監査役等とのコミュニケーション」を改正する公開草案を、2023年4月14日に公表しました。
上場会社監査事務所の登録制度が法制化されることの関係です。
「監査事務所の品質管理システムの外部のレビュー又は検査の結果は監査役等に伝達することが求められており、日本公認会計士協会の品質管理レビューについては、日本公認会計士協会会則に基づく通常レビュー及び特別レビューが該当しておりましたが、今般の登録制度の変更により新たに実施される「上場会社等監査人名簿への登録の審査のためのレビュー」を追加しました(改正案A31項(1)参照)。」
まだ公開草案の段階ですが、適用は、2023年4月1日からとなっています。バックデートになりますが、新登録制度のためのレビューが行われ、結果が出るのは、たぶん、これからでしょうから、支障はないのでしょう。(レビュー結果不良で登録抹消、上場会社監査ができなくなりましたという結果伝達もあり得る?)