NECが税務調査で、百数億円の所得隠しを指摘されていたという記事。
「関係者によると、NECは02年に欧州の携帯市場進出を狙い、欧州で携帯電話事業を展開する香港の通信事業会社に出資。だが、事業が伸び悩み、08年に撤退した。その際、香港の会社側に契約で定めた補償金以外に百数億円を支払い、損金として経費に計上したという。
国税局は契約外の支払いの算定根拠が明らかでないため、交際費にあたると判断。仮装や隠蔽とみられる行為もあったとして所得隠しを指摘したという。」
税務上損金にならないからといって、不正・異常な支出とはいえませんが、支出の内容・目的ははっきりしているのでしょうか。費用や損失に計上済みだからいいというものではありません。
なお、「過去の巨額の赤字と相殺され、追徴課税はなかった模様」とのことです。
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