不正経理で債務超過となってしまった社団法人・日本農村情報システム協会の元職員に、08年までの12年間で数千万~1億円の横領の疑いがあるという記事。
「農水省などによると、今年1月、総務省に「協会に横領疑惑があるが、主務大臣に届けていない」とするメールが届き、疑惑が浮上。これを受けて協会が「元職員は97年から気象災害情報などを自治体に提供する事業を千葉市の会社などと随意契約していた。この契約金額が水増しされて、元職員がその一部を受け取った疑いがある」などとする報告をあげてきたという。」
農村システム:別事業でも不透明取引 12年間で数億円
毎日の記事によれば「協会幹部の親族が社長を務めるほとんど実体のない会社に業務を委託するなど」の不透明な取引があったそうです。
「公益」法人とはいっても、規模的には中小企業レベルのところが多いでしょうから、不正防止やガバナンスの体制を構築するコストを負担するのは難しいのかもしれません。
農水省など所管法人、自己破産へ 資金めどつかず存続断念
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