日本航空のメーンバンクである日本政策投資銀に所属する研究員が、日本航空の会計処理について『利益操作の疑いがある』と指摘しているという記事。
日本航空における機材購入時での値引き等に関連する機材関連報奨額の処理についてふれているそうです。
利益操作の研究-不当な財務報告に関する考察-(PDFファイル)
どんな論文なのか興味があったので、みてみましたが、特定の事例をセンセーショナルに取り上げるようなものではなく、ごくまともな論文です(監査法人の研修で使ってもいいような内容)。(公表は4年前)
海外の研究の紹介が主で、取り上げられている事例も海外のものがほとんどで日本の事例はあまりありません。日航についても脚注で簡単に触れているにすぎません。
ちなみに、日航だけでなく、日産自動車についてもふれており、「社長の交代、リストラ費用の前倒し計上、日産リバイバルプランの早期達成の必要性等決算の背景にある状況を勘案すれば、2001 年3月期のV字型業績改善はBig Bath に該当する可能性が高いと考えられる」といっています。
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