大証ヘラクレス上場のエー・アンド・アイシステムに対し、半期報告書に虚偽記載があったとして2259万円の課徴金納付を命じるよう、証券取引等監視委員会が金融庁に勧告したという記事。
2006年3月の本決算で計上した特別損失約27億円の計上時期が問題となっています。記事によれば、監視委員会は05年9月中間決算に反映できたはずだといっているようです。
中間決算だからといって軽く考えることはできないという例です。
また、2007年3月期も、後発事象も含めて棚卸資産の評価損や減損損失などのもれがないか、よくチェックする必要があるでしょう。来期処理するからといって先送りすると、この会社のような処分を受けるおそれがあります。
エー・アンド・アイシステム株式会社に係る半期報告書等の虚偽記載に係る課徴金納付命令の勧告について
会社のプレスリリース(PDFファイル)
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