会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ボーイングに280億円の罰金…旅客機「737MAX」墜落事故で「虚偽の説明」と指摘(読売より)

ボーイングに280億円の罰金…旅客機「737MAX」墜落事故で「虚偽の説明」と指摘

ボーイング社が、旅客機「737MAX」の墜落事故関連の虚偽開示で、2億ドル(約280億円)の罰金を支払うという記事。

「発表では、2018年と19年に起きた737MAXの墜落事故後、ボーイングと当時最高経営責任者(CEO)だったデニス・マレンバーグ氏は、飛行制御システムについて安全性の問題を把握していたにもかかわらず、公表せずに「737MAXは安全だ」と虚偽の説明をしていた。

SECはこうした説明が米国の証券法の不正防止条項に違反したと判断。ゲンスラー委員長は「上場企業とその幹部は、市場に対して真実を開示することが特に重要だ」と指摘した。」

会社だけでなく、CEOにも罰金が課せられています。

米ボーイング、罰金280億円 737MAX墜落巡る開示で(日経)

「SECによると、18年の墜落後にパイロットの人為的ミスやメンテナンス不備が原因だと示唆するようなプレスリリースを公表。SECはボーイングとミュイレンバーグ氏が株主に正確な情報を提供しなかったなどとみて調べていた。SECのゲンスラー委員長は22日の声明で「危機や悲劇の際、上場企業や経営者は市場に対して完全で公正、真実の開示をすることが特に重要だ」と指摘した。」

SECのプレスリリース。

Boeing to Pay $200 Million to Settle SEC Charges that it Misled Investors about the 737 MAX

"Boeing and Muilenburg put profits over people by misleading investors about the safety of the 737 MAX all in an effort to rehabilitate Boeing's image following two tragic accidents that resulted in the loss of 346 lives and incalculable grief to so many families," said Gurbir S. Grewal, Director of the SEC's Enforcement Division. "But public companies and their executives must provide accurate and complete information when they make disclosures to investors, no matter the circumstances. When they don't, we will hold them accountable, as we did here."

字幕なしですが...

フライトリスク ~墜落事故の真相~

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