日本たばこ産業(JT)が、カナダでの健康リスク訴訟の和解案において、約4000億円を負担するという記事。修正後発事象として、処理するようです。
「日本たばこ産業(JT)などたばこ大手3社に対するカナダでの健康リスク訴訟で、JTは3日、325億カナダドル(約3兆5600億円)を支払う和解案に3社が合意したと発表した。JTが約4000億円を負担し、残りを2社が払う。」
「JTは和解金のうち11%にあたる約4000億円を支払う。現地でのたばこのシェアなどに基づいて3社で分担する。JTは頭金として約1700億円を拠出し、残りはカナダ法人の毎年の純利益の70〜85%を充てる。
すでに発表済みの2024年12月期連結業績を修正し、引当金として約4000億円を計上する。」
どのような訴訟なのか...
「カナダでは3社に対し、健康リスクについて十分な説明をせずにたばこを販売したとして、消費者を原告とする集団訴訟が起きていた。」
当社グループのカナダ子会社に対する訴訟の進捗に関するお知らせ(3月3日)(日本たばこ産業)(PDFファイル)
(JTプレスリリースより)
2024年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)(2月13日)(日本たばこ産業)(PDFファイル)
当期利益(466,725百万円)はかなりの部分消えてしまいそうですが、赤字にはならないのかもしれません。そのくらい儲かっていないと、海外での煙草の訴訟リスクには見合わないのでしょう。