すでにさまざまなブログやツイッターなどで話題になっていますが、日本公認会計士協会は、2つの監査法人の上場会社監査事務所登録制度への登録申請を不承認とし、6月1日付で両法人に通知しました。
「公認会計士協会はこのほど、やよい監査法人、監査法人ワールドリンクの「上場会社監査事務所名簿」への登録申請を認めないことにしたと発表。品質管理システムに重要な瑕疵(かし)があり、監査対象の虚偽表示を見逃している懸念があることなどがその理由。」
「東証や大証は「上場会社監査事務所名簿」か「準登録事務所名簿」に登録されている監査事務所の監査を受けることを上場会社に義務づけている・・・」
日本公認会計士協会の「上場会社監査事務所登録情報」未登録監査事務所名簿をみると、2法人が掲載され、以下のような説明がなされています。
監査法人ワールドリンクス
「品質管理のシステムに重要な瑕疵があるため、監査対象とした財務諸表における重要な虚偽の表示を看過している相当程度の懸念が認められ、実施した監査業務において職業的専門家としての基準及び法令等に対する重要な準拠性違反が発生している重大な懸念があると判断された。・・・」
やよい監査法人もほぼ同じ文面ですが、「重要な準拠性違反が発生している重大な懸念」ではなく「・・・相当程度の懸念」となっています。
上場会社監査事務所登録情報
上場会社監査事務所登録制度のご説明(PDFファイル)
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