三菱東京UFJ銀行への公開質問状
ニイウスコーの粉飾決算を、発覚前に、銀行が知っていたのではないかという疑惑を取り上げています。ニイウスコーの増資前に行われた監査法人の関係会社によるデューデリ業務についてもふれています。
「2)この説明会(注:2008年5月2日の債権者説明会)では、ニイウスコーの粉飾について「これまでの会計監査やロングリーチグループとフェニックス・キャピタルが出資前に行ったデューディリジェンスによっても発見されておらず、平成19年(07年)11月の増資完了後に旧経営陣および従業員からの告白によって初めて判明した」(説明会資料6ページ)とありますが、御行の企業審査部がそれ以前に知っていたとの情報があります。当時の企業審査部長、審査担当役員、頭取はニイウスコーの不祥事発覚を恐れ、事実に蓋をしたことはありませんか。
3)07年6月に別の監査法人が行ったデューディリジェンスでも循環取引や在庫の不透明など粉飾の可能性が指摘され、御行の指示によりその記載を削除・変更した事実はありますか。もしあったとしたら、債権者説明会での説明はもとより、10月に200億円の第三者割当増資に応じたロングリーチやフェニックス・キャピタル(発表は8月末)の投資家に対して、重大な背信行為があったことになりませんか。」
「デューディリジェンス報告書改竄の前後の事情を知っているニューホライズン、KPMG FASなどの関係者も、守秘義務を理由にした取材拒否を再考し、真実を語ってほしいと思う。」
三菱東京UFJ銀行の荒木三郎常務に質問状(FACTA)
KPMGの報告書の一部とされるものが掲載されています。
「循環取引である可能性は否定できない」「スルー取引が存在する可能性は否定できない」という記述が見られます。
“三流証取”の大証が、不名誉な記録を更新中(FACTA)
こちらはセラーテム(関連してチャイナ・ボーチー)を取り上げています。
「ちなみに初公判では、裏口上場の青写真を描いた宮永が、09年4月頃に知人のトーマツ関係者にアドバイスを求めていた事実も明らかになりました。当時、宮永はチャイナ・ボーチーの副総裁を名乗り、トーマツは現在もボーチーの会計監査人です。監査法人が顧客の裏口上場計画の相談に乗るとは、実に立派なサービス精神ですね。トーマツへの質問状のネタがまたひとつ増えました。」
大証の不名誉な記録が85日でストップ、物笑いの種に(FACTA)
こちらはセラーテムの上場廃止について取り上げています。
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