会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

被監査会社のERPから会計データを自動抽出する取り組みを開始(PwCあらた監査法人)

PwCあらた、被監査会社のERP(統合基幹業務システム)から会計データを自動抽出する取り組みを開始

PwCあらた監査法人のプレスリリース。

被監査会社のERPから会計データを自動抽出する仕組みを導入中とのことです。

「PwCあらた有限責任監査法人(東京都千代田区、代表執行役:井野 貴章、以下「PwCあらた」)は、2020年7月より、PwCが開発した「Extract」を用い、被監査会社のERP(統合基幹業務システム)から会計データを自動抽出し、PwCのセキュアなデータプラットフォームにデータを連携する取り組みを開始しました。約20社が導入を検討し、既に導入中・導入済みの6社を含め、10数社と秋までの導入を見据えて準備を進めています。」

「接続方法については、PwCあらたのPCにExtractをインストールして被監査会社のERPからVPN接続でデータを取得する方法や、被監査会社のPCにExtractをインストールして被監査会社のシステム/DBにVPN接続してデータを取得する方法など、被監査会社の状況に応じて6つのインストールオプションを用意しており、いずれも安全なデータ抽出を行うためのさまざまなセキュリティ対応を行っています。」

こちらは、PwCコンサルティングのプレスリリース。

PwCコンサルティング、Technology Laboratoryを開設(PwCコンサルティング)

「PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO:大竹 伸明)は7月6日、テクノロジーを活用した社会課題解決推進に向け産官学の連携を支援する「Technology Laboratory(テクノロジーラボラトリー)」を開設しました。

Technology Laboratoryは、世界最大級のプロフェッショナルサービスネットワークであるPwCの各法人が有するさまざまなラボ(研究組織)と緊密に連携しながら、先端技術に関する幅広い情報を集積していきます。また、製造、通信、インフラストラクチャー、ヘルスケアなどの各産業・ビジネスに関する豊富なインサイトも有しており、これらの知見と未来予測・アジェンダ設定を組み合わせ、企業の事業変革、大学・研究機関の技術イノベーション、政府の産業政策を総合的に支援します。」

「専任担当者10名で組織を立ち上げ、順次体制を拡充」とのことです。

KPMGからもいろいろ出ています。まず、あずさ監査法人のプレスリリース。

財務データ分析ツール「Financial Data Analytics」を提供開始(あずさ監査法人)

「限責任 あずさ監査法人(本部:東京都新宿区、理事長:高波博之)は、2020年7月1日より、SaaS(Software as a Service)型プラットフォームビジネスの第一弾として、財務データ分析ツール「Financial Data Analytics(フィナンシャル データ アナリティクス 以下、FDA)」の提供を開始します。

FDAは、あずさ監査法人が豊富な業務提供実績で培った知見を活かして、日本企業のために独自開発した財務データ分析ツールです。企業の経理財務部門や内部監査部門は、FDAを活用することで、各種の財務分析(子会社分析・仕訳分析・経費分析)を簡単な操作で行うことができます。またFDAは、KPMGジャパンで初となるSaaS型で提供されるプラットフォームであり、初期導入コストなしの月額料金ですぐに利用が可能です。」

監査ツールを監査法人内だけで使うのはもったいないから、外販しようということでしょうか。

こちらは、KPMGジャパンのプレスリリース。

スタートアップ企業のデータベース「KPMG Matchi」日本でのサービス提供開始(KPMGジャパン)

「KPMGジャパン(本部:東京都千代田区、チェアマン:森俊哉)はスタートアップ企業のグローバルデータベース「KPMG Matchi」を2020年7月1日より日本でサービス提供開始しました。5ステップの登録申請で、他企業とのマッチングの機会やイノベーションチャレンジプログラムの参加、グローバル企業とのオープンイノベーションの機会を得られます。」
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「公認会計士・監査法人」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事