ジャスダック上場のソルガム・ジャパン・ホールディングスが、2018年3月期有価証券報告書を、期限である7月2日までに提出できない見込みだというプレスリリース。
「当社としましては、証券取引等監視委員会からの虚偽記載の疑義による第 47 期有価証券報告書の調査を受けている中で、平成 30 年3月期の期首残高等が確定できないこともあり、第 48 期有価証券報告書の作成が行えておりません。このような状況から、本日時点において証券取引等監視委員会の調査も継続中のため、第 48 期有価証券報告書の作成が完了しないことから、金融商品取引法第 24 条第1項に定める平成 30 年7月2日までに第 48 期有価証券報告書の提出が行えない見込みとなりました。
なお、第 48 期有価証券報告書の提出期限の延長申請につきまして、関東財務局へ確認を行ったところ、当該承認申請に必要な要件を具備していないことから、第 48 期有価証券報告書の延長申請を行うことができませんでした。」
プレスリリースの通りだとすると、財務局からも意地悪されて、延長申請ができなかったようです。
期限内に提出できないことに関連して、上場廃止のリスクもあるそうです。
「東京証券取引所の上場廃止基準により、監査報告書を添付した有価証券報告書を法定提出期限の経過後1ヶ月(平成 30 年8月2日)以内に提出できなかった場合、当社は整理銘柄に指定された後、上場廃止になります。」
(経過開示)第三者委員会不設置に関するお知らせ
当局の捜査を邪魔しないようにという配慮なのか、それとも、やる気がなくなったのか、設置するといっていた第三者委員会を設置しないことにしたそうです。
「当社監査役会は第三者委員会を設置し外部専門家による調査の実施を検討いたしましたが証券取引等監視委員会の調査より事実に近い結論が得られる調査の実施は困難であること、また、現時点において当社が証券取引等監視委員会の調査に全面的に協力を行っていること等から、本日開催の取締役会において監査役会から第三者委員会の設置は行わないことが報告されました。」
あのジャスダック上場「ハコ企業」に強制調査…蠢く怪しい人脈の全容解明か(Business Journal)
「公表されている有価証券報告書によると、ソルガム社は17年3月期に1億3300万円の営業キャッシュフローの黒字を計上している。が、それは期末ぎりぎりに不可解な代金支払いがあってのものだった。ソルガム社はスーパーソルガムをメキシコなど海外で大量に販売していたとするが、そのうちの代金11億円はメキシコ人と思しき外国人から3月30~31日に現金ではなく小切手で受領したものだったのである。その裏付けとなる原資はファンド事業によって日本の投資家から集めたものとの説明がなされたという。
期末ぎりぎりでの小切手払いというのはいかにも不自然だが、しかも代金のうち1億3000万円は翌18年度の販売予定分を前倒しでもらい受けるという一瞬信じがたい気前のいい話だった。おそらく証券監視委は今後そのあたりの実態を解明していくものと思われる。それもあり、ソルガム社の前受け金は前の期に比べ約9億5000万円も増加、これが直接的には営業キャッシュフローを黒字に押し上げた。」
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