会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

(倒産速報記事)株式会社ビットマスター(帝国データバンクより)

株式会社ビットマスター
仮想通貨ATM販売業ほか
破産手続き開始決定受ける
TDB企業コード:890113223

負債109億4439万円


ビットマスターという鹿児島の会社が、自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けたという記事。

一応、仮想通貨関連だそうです。

「当社は、1986年(昭和61年)5月の設立。かつては、印鑑や家庭用浄水器等の訪問販売を主業とするほか、「ゆいの会」と称して会員制各種ショッピングや旅行、葬儀等のサービス提供も行っていた。2017年5月に現商号に変更後は仮想通貨ATM(自動預払機)のネットワークビジネス販売など仮想通貨交換関連事業を展開していた。

仮想通貨交換業の許認可取得も目指していたなか、ビットコイン相場が上昇したことにより、会員から預かっていたものと同数のビットコインの調達が困難となり、財務面の悪化から許認可取得出来る可能性も途絶えたことで事業継続を断念、今回の措置となった。

負債は、個人を中心とする債権者約2万2300人に対して約109億4439万円。」

仮想通貨関連業のビットマスターが破産 負債総額約109億円(ITmedia)

ビットマスターが破産 債権者2万人 ビットコイン販売代理名乗る(西日本新聞)

「東京商工リサーチ福岡支社によると、ビットマスターは全国でセミナーを開き、ビットコインの現金自動預払機(ATM)を設置する営業会員を募っていた。知り合いなどを紹介して新たに会員を増やすと、報酬をビットコインで払う仕組みだったという。

弁護士によると、破産理由は「ビットコイン相場が上昇し、会員と契約した額の報酬を支払うことができなくなった」などとしている。暗号資産と法定通貨の交換サービスを行う業者としては未登録だった。」

会計的には、ビットコイン建ての未払い報酬を、ビットコインの時価で毎期評価替えしないといけないはずですが、どうだったのでしょうか。

もっとも、会計処理以前に、ビジネス自体があやしそうです。

ジャパンライフ会長に招待状 15年の「桜を見る会」(時事)

「衛藤晟一消費者相は26日の衆院消費者問題特別委員会で、預託商法により多額の資金を集めて破産し、4月に特定商取引法違反容疑で警視庁などの家宅捜索を受けた「ジャパンライフ」(東京)の当時の会長宛てに、2015年に行われた安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の招待状が送られていたことを事実上認めた。」

ジャパンライフ元会長破産 娘の元社長も、東京地裁(日経)
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