東証1部上場の「フォスター電機」が、06年3月期までの3年間で約18億円の申告漏れを指摘されていたという記事。
「関係者によると、フォスター電機は、中国向けのスピーカーやヘッドホンなどの商品を、香港にある連結子会社「フォスターエレクトリック」を通じて、中国・広州の関連会社などに製造委託している。販売収益は現地の当局のみに申告し、納税していたと見られる。
同国税局は、広州の関連会社は香港の子会社が実質的に管理・運営しており、子会社は製造業に当たると指摘。子会社は所在地の香港に工場を持たないため、タックスヘイブン対策税制の適用除外規定にはあたらないと判断した模様だ。」
会社のプレスリリース(PDFファイル)
「連結では在外子会社の留保利益に係る繰延税金負債を計上済であり、当期業績への影響は軽微」とのことです。
子会社の留保利益分だけ、子会社への投資については、会計上の簿価と税務上の簿価に差異が生じます。その金額に対して、繰延税金負債を計上していたということになります(子会社から親会社に配当があれば解消される)。
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