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三菱自、燃費不正補償の一部で特損191億円計上 前期連結決算を訂正(ロイターより)

三菱自、燃費不正補償の一部で特損191億円計上 前期連結決算を訂正

三菱自動車が、2016年3月期連結決算で燃費試験関連損失として191億円の特別損失を計上したという記事。4月27日の決算発表の訂正ということになります。

「特損計上した191億円は、燃費試験データの偽装が発覚した軽自動車4車種の顧客が余計に支払っている燃料代や適用されたエコカー減税での返納に対する負担分としている。ただ、見積もりが可能な補償負担額の一部に過ぎず全額ではないため、今後も費用は膨らむ見込み。」

プレスリリースによれば、今回の不正発覚を修正後発事象として扱うことにしたようです。

三菱自動車のプレスリリース。

特別損失の計上に関するお知らせ

「特別損失に関するお知らせの通り、2016年3月期決算において、「燃費試験関連損失」を修正後発事象として反映しました。」

(修正・数値データ修正)修正後発事象に係わる「平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の修正について(PDFファイル)


(訂正後の決算短信より)

三菱自動車 “燃費不正”で191億円の特別損失(テレビ朝日)

「問題の軽自動車を購入した顧客に対しての燃料代の負担やエコカー減税の対象が変更となることによる追加納税分を燃費試験関連損失として計上しました。ただ、今後、発生する販売店や提携先の日産への補償金などは具体的な費用が把握できていないため反映されず、2016年度の決算で計上する見通しです。」

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