地銀の女性登用、「ジェンダーウォッシュ」がないか確認を-金融庁
金融庁が地銀の「ジェンダーウォッシュ」(「女性登用が進んでいるように見せかける」ことをいうそうです)を疑っているという記事。
「企業は2023年3月期決算以降、人的資本情報を有価証券報告書に開示することを求められており、その一環で女性管理職比率や男女間の賃金格差を示すことになる。これを前に金融庁は地銀100行に対して人的資本に関するアンケートを実施し、現在その結果を集計中だ。女性管理職比率については、数%台と20%程度に回答が集中しているという。
(金融庁参事官の)新発田氏は、この結果が何を示すのか分析する必要があるとした上で、銀行によって「管理職の定義が違っているのではないか」とブルームバーグのインタビューで指摘した。」
「新発田氏は女性管理職の定義は「銀行によってばらつきがあり、支店長代理なども含めていると高めに出る」と推測している。」
「一般的に管理職と認識される要素として、新発田氏は一定の権限や責任、労働時間の裁量性、それらに見合った処遇があること、非組合員であることなどを挙げる。役職名や職責には銀行ごとに違いがあり、今回の調査結果だけに基づき、一律にウォッシュかどうかを言うつもりはないとしている。」
一般企業の有報などでの開示にも、同じような懸念がありそうです。